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【 カーボンについての自説 】

掲載日 2020-04-01

先日(3/1)、ベルギーからの訪問者がおいでになった。

お会いしてぶっとんだのが、韓国のソウルを4日間訪問して、その足で東京に来て新潟に来た、と言う。
このコロナ禍の時期には内心(なんかビミョ〜…)であったわけである。
このモノ好きな御人はCaromでは皆さんご存知のテーブルメーカー「Gabriels」の社長さん。
今は少し休んでいるがMolinariというキャロムキューも売っているしクッションも作っているそう…
テーブルは年に何千台かを販売しているって…メインはやっぱり韓国だって。ぶっとんじゃうよね、日本とは大違い!!

目からウロコだったのは、もうキャロムのテーブルは石板などは使っていなくて、〇■□●△■というまな板のような一枚材を使っていること。
フレームももう木材ではなくて、まぁいわば樹脂材である。
これらの一番良い点は延び縮みがないこと、安定していることだろうネ、しかも低価格。今開発しているのはシャフト材で……???

もう私の頭には入ってこない、いっぱいいっぱい、ギブアップ!!
嵐のような3時間であった、もちろん濃厚接触者であるな、ウン。(ハグはしていない!)







私自身はCaromのキューを始めて、もうちょうど4年になるところである。
件のGabriels社とは月とスッポンであるが、一寸の虫にも五分の魂、という訳ではないが、話をお聞きしていていくつか異論があったのでここに書いておきたい。


自分は木工品の極少生産メーカーである。
Gabは真逆の最先端企業だ。
モノ作りに対するベクトルは同じである、すなわちより良いモノを作る、ということ。
だがアプローチが全く逆である。
反対側から山頂を目指している。
方法としてはどちらも正しいのだ、間違いない。

まずシャフトの長さについてはまるで違う。
彼らが追い求めているのは異素材による木工品的なフィーリングの打感。そして見越しの少ない心地良い撞き味である。
ベルギーからサンプルが届くと思うので、いずれ私の感覚もお伝えしたいネ。







業界では一昨年からカーボン、カーボンと嵐が吹いたが、そろそろカーボンについての私の自説を書いても良い頃かと思う。


これは当初から私の周りの何人かの人達にはお話ししていたことである。

現在、チャイニーズ8の賞金はポケットビリヤードの賞金の約10倍。
そのチャイニーズ8の賞金のさらに約10倍がスヌーカーの賞金である。

例えは悪いが野球の独立リーグの選手のサラリーと日本のプロ野球の選手のサラリーと、ダルビッシュやマー君のようなメジャーのサラリーの違い。
ギャラの高いところではカーボンのシャフトについてはもうとっくに結論が出ていた。道具の性能についてはポケットなどよりずっとずっと以前にトライされる訳だ。真剣そのもの!!

イギリスでは一時、ほとんど全員のプロがカーボンを使い、今は1人も使っていない。1人も、である。
ルールで禁止された訳ではなくて、理由はスヌーカーには向かないから。
コントロールができない、ポジショニングも難しい訳である。隠せない、ノースヌーカード。これはもう10年も前の実際の話である。

ナニ?ポケットとスヌーカーではゲームが違うって??
まぁまぁ、それは百も承知の上で話をしている。
そうそう結論を早合点するでない。




ひるがえって台湾の巨龍、張榮麟が私の木製のキューから他メーカーにうつり、今はカーボンを使って闘っている。私は1円もスポンサーをしなかった。
「使いたい」というから貸与しただけであり、私のキューを使っての巨龍の最終年は1年以上世界ランキング1位だったのだ。ずば抜けて強かったネ。

今は残念ながらランキングは10位程かと思う。
よくコロコロ負けるのだが、彼のゲームを見ていて簡単に気づく点がある。

私のキューを使っていた時はプレイがもっと繊細だった。
手球のポジションがもっとピンポイントで、様々に取っていた。
でも今は私の見る限り、誰の球かわからない。
彼が撞いたのか、日本のアマが撞いたのか…全然違いが出ないチョン撞きがメインのゲーム構成である。

もうひとつ、セーフティーがダメで、セーフティの返しがダメ、負けるのはこれに尽きる。
彼のことは今でも心から応援しているが、レベルが落ちたな、と少し残念に思っている。彼自身にしては大きなスポンサーがついたから生活には良いのだろうけどネ。これからも頑張ってほしい選手である!!





ここまで読んでみて、まだ結論は書いていない。




フゥーッ…





次号じゃ!!!





とはいかないネ。








本日のLuckyの結論。


Caromキュー 4年間の総決算。


サンマはメグロに限る、カーボンはスリーに限る。



では、さらばじゃ〜!!!



待たれよ、次号!!!




※TVで健康な人はマスクしなくて良い、などと盛んに言っているが、絶対に大きな間違い。
不顕性感染者が他人にうつさないためには、マスクはできるだけするべき。日本の感染者が少ないのは絶対マスクの普及がある!!

と私は思っている。