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掲載日 2016-07-06
「エボニーに合わせるシャフトは絶対にソリッドなものを!!」
これは、2014年秋の全日本選手権で台湾の張玉龍選手に強く要望されたこと。
当時の自分にはすぐに受け入れられず、…だから半年間は全く作る気にもなれなかった。
硬いだけのキューは掃いて捨てる程にある。
私の頭の中でキューのイメージができなければ、彼に合った最高のキュー作りは進まない。バットは出来上がるが、シャフトのテーパーが決まらないのである。
2015年夏に台湾に行った時、もう一度彼の要望を聞き、彼のプレイを見てイメージができたので、ようやく製作をスタート!!
エボニーは最初に60本程を削って寝かせていたのでバットはスムーズに行った。
だが、やはりシャフトで戸惑った。
テーパーやら先角やら……最後のタップでも全く打感が異なってしまう。
こうして、自分の中ではソリッドな物に喰いつきを求めてようやく完成したのがエボニーバージョンの1stエディションである。
今作っている2ndエディションは、1stよりはずっとしなりがあり、もっともっと喰いつきの良いキュー!!こんなキューは今までなかったネ。
しかも重さは少し軽くなって19〜19.5オンス!!
無垢のバットで同じテーパーだけど、ほんの少しの工夫でキューは劇的に変わることを改めて知り、キュー作りの奥深さに驚いている。
いやぁ〜、キュー作りは面白いね!