【 ブレイクキュー 】
掲載日 2019-05-20
ひとりごとの更新がなぜ約1か月ぶりになったかって?
え〜と…、正直に言います!
本当は平成の最後のひとりごとを書くつもりでいました。
実際何度も書きましたよ〜。
でも、どこで何を見ても、何を開けても「平成最後の…」という枕詞が目について…、やめちゃった。
そして5月になると「令和最初の…」という訳で、それもなんだか少〜し嫌だったんだよね…。
そんなこんなしているうちに、こんなに時間が経っていたわけである…
今日は5月19日(日)夕方17:30 Lucky at コメダ珈琲からで〜す!!
今日も朝からどれくらいブレイクしたかしら...???
おかげ様でGP Breakerのオーダーをたくさん頂きました。本当にありがとうございます。
ブレイクキューは、作ってみると本当に難しい!!
前にも書いた通り、試作の段階ではトッププロからアマチュアから初心者の方までいろいろな方々に試してもらいました。
同じものを使っていただいても、試してもらう人により言うことはバラバラ…
作る前までは私の心の中はこうでしたよ。
(ブレイクキューはたくさん種類も出ているし、もう新しい要素をとり入れなくても開拓されつくしているだろう。各自自分に合うキューでやればいいんじゃない…??)
作り始めてからは
(ふ〜ん...各自ブレイクのイメージというか捉え方が違うんだな...面白い!!)
そして自分達でも試作と試打を繰り返したわけです。
今の自分は??
(世界チャンプが【使いたい!!】と思うようなものを作る!!!!)
...こうなったのよ。我ながら単純だな〜(笑)
もともと最初にブレイクの話を持ち掛けられた時は、実は気が乗らなかった。
「9ボールも10ボールもブレイクがキーだよね。」
などと言われても、65歳のジジイには意味が分からなかったのだ。
でも試合を観て感じ、2・3年前の全日本やJapan Openを観た時のゲーム等を思い出して自分なりに納得。
次第に自分の作りたいブレイクキューが見えてきたという訳です。
今はもう最終章。本当に微妙なサイズ、しなりを吟味しています。
注意していることはいくつかあって、
まずプレイヤーの身体の負担にならないこと。
昔自分でスレハンを販売した時のことだが、ソリッドすぎるキューはパワーはあるけれど右肘と右手首を痛める。
自分で15年も前に痛めたところは今もハードショットすると痛むんです。
スリーのサンチェス選手などがハードショットすると右肘を押さえるのをご存知の方も多いと思う。私もあれと同じ。
キューが硬すぎると関節と筋がやられ、プレイに支障をきたします。
自分はそんなキューではなく、ソリッドでも身体にヒビかないキューを作りたい。
でもこれを口で言うのは簡単、書くのも簡単。
実際に物で作り上げるということは、想像をはるかに越える大変さです、本当に難しい。
幸いにして自分は、パワーをロスしにくいキューを作ることをスリーの世界から学んできました。
これがブレイクキューを作る上でもとっても役に立っています。
要は、
「木工品でどこをしならせるかをきちんとイメージできるかどうか」
であり、
「どのくらいでしなりを戻すか」なのです。
素材から考え、
テーパーを考え、
ウェイトを考え、
バランスを考える。
自分と同じ170cm(160−180cm)程のプレイヤーが使いやすい、
降り抜きやすいキューを作るだけ、ここまでもうきました。
今までになかった最高のブレイクキューを作ってみせる!!
待ってろよ!!!!!!