【 Barryとの会話。 】
掲載日 2019-08-29
今朝は久しぶりにBarryと会話した。数か月ぶり。
例によって家族に変わりはないか、今どんな事をしているか…
Barryは私のキューの大ファンだそうで、いつも「写真をくれ!」「デザインを見せて!」…とせがまれる。
私のメンターであるVictorやErnieからは「絶対に他のキューメーカーにはデザインを見せないこと。」と強く言われている。
だが自分にとってはBarryは兄弟も同じ。見せても減るもんじゃない、マネをする訳でもない。
自分のデザインは一度作り上げてから結構移り変わる。昨日までは三角を小さめに入れてオシャレに…と考えていたのだが、今日は楕円(オーバル)を大きく、自己主張したりする、しょっちゅうだネ。
一度バランスよく作ったものを壊すというか、変更するのが好きなのだ。
Barryとは30分も話をしたかな?私の目からはアメリカのカスタムはもう終わっていることを伝え、彼も強く同意。
文化の歴史、積み重ねのないところでは、物作りを続けることはとても難しいのではないかと考えている。
キュー作りを業として開花させたのは自分の国から移民した第一世代、もしくは小さい時に親と移民した第二世代までなのではないか。
よく言われることで思い浮かぶことがある。
“子供のうちにきちんとしたものを食べさせなさい。「舌」は小さいうちにできあがるからネ。”
人間は小さい時から少しずつ丹念にできあがるのよ。質より量、より早く、より安く…といった価値観で育ってしまう彼の国では、もうキューメーカーは育たないと肌で感じている自分がいる。
しなくて良い言い訳を先に頭に思い浮かべる習慣ができてしまうの。
Searingがどうたら、Showmanがどうたら…Barryはまだまだ話し足りないようだね。
さてさて、他の人のことはどうでも良い。
自分達はきちんと、削っては寝かせ、削っては寝かせ、の繰り返しをするだけだ。
ひとりごと、少し間が空きすぎだネ。
現在9Hearts 2019 Whole Season!!を作成中である。
9月には完成する、待っててね♪