【 スリークッションが面白い! 】
掲載日 2019-12-27
ゲームとしてのスリークッションの進化が面白い。
最初におことわりをする。自分はスリーの門外漢である事はよく理解している。
コンチネンタルカップというのをYoutubeで見つけたので少し見てみた。Youtubeはスリーを撞き始めて最初はチョコチョコ見たけど、さっぱり理解できなくてすぐ見なくなった。
ところが最近サンドウィッチマンの漫才を見ることがあり、そのついでにスリーを見てみたら全く違って見える。いくつか見ているうちに先述のコンチネンタルカップというのにぶつかった訳である。
見ていて、まずゲームの違いが面白い。自分が知っているスリーが全く古いものである、ということを知らされた。
ヨーロッパチームはサンチェスやらザネッティ・ヤスパース・サエギナールといて、クードロン・ブロムダールがいないくらいの豪華なメンバー。
一方はアジアチームとして私の好きなトランとチョージェホーと、あとは全く知らない名前……読めないので覚えられません。
観る前は、ヨーロッパは50歳くらいのプレーヤーが中心で、アジアは20歳ほどの若いプレーヤーばかり…顔ぶれだけを見るとヨーロッパの圧勝、ワンサイドではないか、と思っていた。後に知ったことだが、前回はヨーロッパで行われ600対483でクードロンが率いるヨーロッパチームの圧勝だったようである。
ところがゲームを見ていると、初日がアジアの完全勝利!8勝0敗。
2日目もそんな感じで3日目にようやく五分五分位だったのかな。
私にはスコアやどっちが勝ったかは全く興味なくて、スリーのゲーム性、とらえ方、進め方、というのがアジアとヨーロッパでは全く違うことが感じられた。
勢いのある若者たちと脂ののりきったオジサンたちではショットがまるきり違うように見えたネ。もう若者たちのショットはとにかく薄く撞く球が多い、キスも少ない、手球をチョン、と撞くだけなのでズレも少なくて確率も高い。私などは下手のオジサン球なので目からウロコ、である。
これだったら女性や初心者にも簡単で分かりやすいな、と感じたし、ポケットからも入りやすいのかな、とも感じた次第。
ヨーロッパの名のあるプレイヤーたちはこれとは全く別のゾーンにいる、というか“熟練”という言葉がふさわしいショット構成だったように見えた。
このぐらいスリーに対する思考方法、とらえ方、もしかしたら“美学”も違ってくると、そのバックグラウンドは何か?と考えてしまう。
すると、ひとつの大きなことに思い当たった。
このヨーロッパの伝統的なゲーム、ショット、美学というのはやはりレイモンクールマン卿からくるもので、それからルドディリス、そしてクードロンという大きな流れがあるだろう。
ここに昨今のスピード違反の高速テーブルが取り入れられ、クッションも改良されて上手に速やかに対応したのが韓国であり、ベトナムなのかな。ここにはこの高速テーブルに合ったスピンボールを撞けるキューの登場もあるように見受けられる。
さてさて、自分のスリーのキューはこのゲームの進化に対応していかなくてはならないネ。幸い撞いていて気持ちの良いキューというのは某プロの的確なアドバイスで95%以上は出来上がった。あとはタップとの組み合わせである。
次に作りたいスリーのキューは……なんとなくイメージは出来上がっている。来春までに全く別なキューを作りたいネ。
完全に趣味であるが、頑張りま〜す!!(^^)